銀行業界の特徴
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こんにちは!Kすけ(@keeesuke8)です!
銀行業界
法人や個人の預金を元手に融資を行うのが従来の銀行業務でしたが、
最近では資産の流動化やM&A、金融派生商品などを扱う投資銀行業務が
大きな比重を占め始めています。
メガバンクでは三菱UFJが独り勝ちの状況
銀行業界といってもメガバンクを始めとして、
全国に100以上ある地方銀行や
地域の中小企業を支えている信用金庫や信用組合、
信託銀行やネット銀行と業界を取り巻く範囲は広くなっています。
1999年以降は大手銀行を中心にM&Aが相次ぎ、
現在のメガバンクは三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の
3メガバンク体制に落ち着きました。
各行とも海外事業の拡大やグループとしての業績は
右肩上がりに推移しているものの、
一方で日本国内の事業は伸び悩み気味です。
2016年1月には日銀が銀行からの預かり額に応じて金利をとることで
銀行の資金を貸し出しに回すように促す「マイナス金利」が導入されました。
金融緩和政策によって貸し出し業務による利ざやが縮小している今日、
貸し出し残高は思うように伸びておらず、
かといって資金を日銀に預けたままにしておくことも難しくなりました。
メガバンクを始めとする各行の国内業務は厳しい状況にあると言えます。
成長する異業種系銀行。地方銀行はこれから岐路にたつ
2000年代に入ってから銀行業界にはネット銀行、流通系銀行と言う
異業種からの参入が相次ぎました。
いずれも既存のビジネスと金融を組み合わせた
独自のビジネスモデルと武器に中規模の地方銀行に迫る勢いで
成長しており今後も目が離せない状況です。
さらに16年春にはゆうちょ銀行の預入限度額が
1000万円から1300万円に増額され
金融機関の少ない地方在住者の利便性が向上しています。
ゆうちょ銀行は15年秋に上場しており、
中小の地方銀行にとっては貸し出し状況が
改善しないまま顧客の奪い合いを強いられています。
今後、規模の小ささ地方銀行は淘汰され
再編が一気に加速すると予想され、その動向が注目されています。
各銀行の形態
■大手銀行
●3大メガバンク
✔︎三菱UFJフィナンシャルグループ
総資産:286兆1497億円
経常利益:5兆6384億円
✔︎みずほフィナンシャルグループ
総資産:789兆6847億円
経常利益:3兆1802億円
✔︎三井住友フィナンシャルグループ
総資産:183兆4425億円
経常利益:4兆8512億円
✔︎りそなホールディングス
総資産:46兆5865億円
経常利益:8621億円
✔︎ゆうちょ銀行
総資産:208兆1793億円
経常利益:2兆763億円
✔︎三井住友トラストホールディングス
総資産:46兆2359億円
経常利益:1兆2035億円
■政府系銀行
✔︎日本政策金融公庫
■新銀行
✔︎新生銀行
総資産:8兆8898億円
経常利益:3973億円
✔︎あおぞら銀行
総資産:4兆9129億円
経常利益:1300億円
✔︎東京スター銀行
総資産:2兆7787億円
経常利益:765億円
■異業種参入
✔︎住信SBIネット銀行
総資産:4兆1890億円
経常利益:572億円
✔︎ソニーフィナンシャルホールディングス
総資産:2兆74億円
経常利益:384億円
✔︎楽天銀行
総資産:1兆3419億円
経常利益:541億円
✔︎セブン銀行
総資産:8564億円
経常利益:1140億円
特に地方だとゆうちょ銀行の利便性が圧倒的な地位を誇っていますが
関東圏、関西圏などではまたメガバンクの勢いが強いでしょう。
対していネット銀行もかなり勢いがあります。
コンビニは元から便利な上にさらに手数料も数回無料キャンペーンを
行なっていたりと各社顧客の囲い込みは激しく行なっています。