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証券業界の特徴

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こんにちは!Kすけ(@keeesuke8)です!

 

 証券業界の特徴

有価証券の売買やその仲介などで手数料収入を得るのが

従来の証券業ビジネスでしたが、

最近は金融商品に投資する投資信託関連収入が伸びを見せています。

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 手数料収入中心から収益構造の変化を模索

証券会社は日本お株式市場を支えている存在です。

その収益は企業が上場した時や上場企業が

株式を新規発行する際に株式を引き受けて投資家に販売して得る

「株式売買手数料」が主です。

 

不況の影響で縮小傾向にあった国内市場はアベノミクス相場で

一時回復し2015年3月期には多くの会社が業績を伸長させました。

しかし15年半ばから市場の勢いに陰りが見え始め

株式売買手数料による収益の伸び悩みを見せ始めました。

 

証券会社は株式売買手数料に収益を頼るのではなく、

投資信託などの預り資産を運用するストック重視のビジネスに転換しており、

営業のスタイルを今まさに変わっている最中です。

女性・若年層の顧客開拓。NISAで投資を促す

2016年4月現在国内の過程で貯蓄に回っている1741兆円(日銀試算)もの資産を

市場に回すために、この数年「貯蓄から投資へ」という政策が強化されています。

ただもともと日本人が貯蓄が大好きなのは戦時中にお金を使わず

国のために蓄える方が愛国者だという

イメージを植えつけたからだとも言われています。

そこから数十年経ってやっと使う側の意見を出しているのです。

 

年間120年々までの投資なら株式投資信託の売買益や

配当が非課税になるNISA(少額投資非課税制度)も

その1つで各社、女性や若年層等、投資初心者の開拓に力を入れています。

 

ただ、制度導入2年目の口座稼働率は5割弱で利用率向上が課題にあります。

そのほか、顧客の資産を運用から管理まで一手に請け負う

「ラップロ座」商品も注目商品であり、預かり資産残高が大きく伸びています。

競争が激化する中堅証券、ネット証券

景気回復と共に業績回復した証券各社ですが

ネット証券なども含めた競争は激化しています。

収益構造が変化する中で経営体制の強化を課題とした

新たな戦いが始まっており、業界再編の可能性も含んでいます。

■証券業界

 ●大手2大グループ

  ✔︎野村ホールディングス

  総資産41兆901億円

  営業収益5兆8539億円

  ✔︎大和証券グループ本社

  総資産20兆4208億円

  営業収益6537億円

●銀行系

✔︎みずほ証券

総資産20兆6595億円

営業収益4719億円

 →みずほインベスターズ証券と合併

✔︎三菱UFJ証券ホールディングス

総資産31兆230億円

営業収益4744億円

✔︎SMBC日興証券

総資産10兆4791億円

営業収益3187億円

●外資系証券

✔︎ゴールドマンサックス

✔︎メリルリンチ

✔︎クレディスイス

✔︎ドイツ銀行

●ネット系

✔︎SBI証券

総資産1兆9746億円

営業収益897億円

✔︎マネックスグループ

総資産8881億円

営業収益542億円

✔︎松井証券

総資産6634億円

営業収益344億円

✔︎カブドットコム証券

総資産7999億円

営業収益249億円

●地域に強い

✔︎岡三証券グループ

総資産5157億円

営業収益829億円

✔︎東海東京フィナンシャルホールディングス

総資産5685億円

営業収益675億円

✔︎岩井コスモホールディングス

総資産1682億円

営業収益187億円

まとめ

ここでもネットを介す証券会社が徐々に力をつけている現状は変わりません。

貯蓄ではなく消費、投資に向かわすためにどんな金融商品を扱っていくのか

また、一度根付いた貯蓄という考え方をどうやって払拭していくのかが

課題にあると言っていいでしょう。