就活の教科書

就活、転職のすゝめ

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マネジメントで苦戦している人に教えたい考え方

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こんにちは!Kすけ(@keeesuke8)です!

 

僕はコンサルティグ営業をしながら

多くの店舗運営者または経営者という人に会ってきました。

 

その中でも言い方は雑かもしてませんが

腕のいい人、悪い人がいます。

 

そう言った人の中でマネジメントに苦戦しているために

マネジメント研修を受けたり、

やる気のない人に萎縮して遠巻きに話しかけ

なんとかモチベーションをあげようと試みたりします。

 

特にその中の1つのプロセスとして研修がありますが

1回数十万円かかる研修を受けて

革命的に変わった!という企業を

ぼくはほとんど見たことがありません。 

 

なぜ研修で受けた内容は活かされないのか?

特に研修の立ち位置というのが非常に難しく

研修はお店・企業全体で受講するなら

全員でそちらの研修内容を振り返る機会があると思います。

 

しかし、数人しか受けていない場合、

所属している組織で何かを変えるというのは非常に難しいと感じいてます。

 

そのため、感想としては「良かった」とはなるものの

身につくことはないのです。

 

それは触れる機会の回数が少ないからだと思っています。

 

そのため、ぼくの1番のオススメは

研修のような一過性のものではなく毎日でも

触れることができることを習慣にすれば必ず身につきます。

 

その中でぼくはマネジメント研修のような研修よりも

毎日触れると言った意味で、本を読むことをオススメします。

 

そんな中でも敏腕な経営者のマネジメント方法の

根底にある考え方が何からできているのかを追求した

本に行き当たりましたのでそちらを紹介します!

ハーズバーグの動機付け・衛生理論

アメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグが

提唱した仕事における満足と不満足を引き起こす要因に関する理論です。

 

人間が仕事に「満足感を感じる要因」

「不満足を感じる要因」は全く別物であるとする考え方になります。

 

人間には2種類の欲求があり、

「苦痛を避けようとする動物的な欲求」と、

「心理的に成長しようとする人間的欲求」という

別々の欲求があるとし、

「ハーズバーグの動機づけ・衛生理論」は

この考え方を元にしています。

 

苦痛を避けようとする動物的な欲求をいかに充足しても、

人間は不満足感が減少するだけで積極的な満足感を増加させることはありません。

 

例えば営業の人が売れないから怒られると言った考えをしていたとして

怒られないために仕事を覚えたことに対して

指導者は褒めても意味がありません。

そちらは動物的な欲求に対してのアクションを褒めているだけなので

満足感を増やすことができないのです。

 

この考えが抜けている指導者、上司、経営者の方は

とても多く見受けられます。

 

たとえ心理的に成長しようとする人間的欲求を

十分に充たすことができなくても、

不満足感が増加するわけではないと考えられています。

 

つまり、仕事の満足感を引き起こす要因と不満を引き起こす要因は違い

不満要因(衛生要因)をいくら取り除いても、

満足感を引き出すことにはつながらず、

不満足感を減少させる効果しかなく、

仕事の満足感を引き出すには「動機づけ要因」に

アプローチしなくてはいけないということです。

ハーズバーグの動機づけ・衛生理論

 

上記の図は、「動機付け要因」と「衛生(不満足を招く)要因」に

ついてグラフにした有名なグラフになります。

 

こちらのグラフが示すこととしては

不満足を招く要因(衛生要因)として最大項目は

「会社の方針と管理」で35%以上の不満足を招くことを意味しています。

 

しかしこの要因による動機付け(人間的欲求、満足度)は5%程度にしかなりません。

つまり、この要因をいくら満たしても「不満足の解消」にはなるものの

「積極的な動機」を引き出すにはいたりません。

 

また、逆にいうと「動機付け要因」として

最大項目は「達成」で40%程度の動機付け要因となります。

 

しかしこれが充たされなくても衛生要因(不満足度)としては

10%程度しか影響はないのでそれほど大きな不満足を引き出す要因にはなりません。

まとめ

「苦痛を避けようとする動物的な欲求」と、

「心理的に成長しようとする人間的欲求」という

別々の2つの欲求があるということをしっかり覚えてください。

 

闇雲に褒めたとしてもその人のどちらの欲求を満たしているかを

把握していないと不満足しか解消していないかもしれません。

 

特に仕事に置いては満足感を得られるために

仕事をしている人が多いので

「責任を持たせてあげる」「達成感を味わう」ことは非常に重要です。

 

こちらの本を読んでぜひ部下や、後輩の育成をしてみてください!

きっと部下たちも付いてきますよ!